2007年05月31日
善き人のためのソナタ
たまには映画のレビューなど…

ベルリンの壁が崩壊する直前の東西ドイツ時代。
国家保安省(シュタージ)のヴィースラー大尉が
反体制の容疑がかけられている
劇作家のドライマンとその恋人である女優クリスタを
盗聴器を仕掛け、二人の生活を覗き込み、監視する。
ドライマンとクリスタ、その仲間の芸術家たちの
自由で人間味のある発想、発言に耳を傾けていくうちに
ヴィースラー大尉の内面に変化がおこり始める。
という内容です。
ベルリンの壁が崩壊、東西ドイツが統合して20年近くなり、
ようやくこのような映画が撮れたとの事です。
この映画のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督は
初監督ながら、
ドイツ人にとってはデリケート(であろう)なテーマを題材に
素晴らしい作品に仕上げたと思います。
ヴィースラー大尉を演じたウルリッヒ・ミューエの演技が見事。
物語の冒頭では機械的に仕事(監視や尋問)をこなす
冷酷な人物が、序々に人間らしくなっていく(戻っていく?)。
ドライマンのアパートに盗聴器を仕掛け、
その屋根裏部屋を秘密基地に監視を続ける。
ドライマンとクリスタの私生活を、舞台と見立てるなら
ヴィースラーはそれを舞台裏から覗き見る
観客(というのかな?)に見えました。

↑ヴィースラーのヘッドフォン姿がお茶目
(オススメ度 ※★三つが最高です。)
★★★
シュリ@おきなわ映画塾

ベルリンの壁が崩壊する直前の東西ドイツ時代。
国家保安省(シュタージ)のヴィースラー大尉が
反体制の容疑がかけられている
劇作家のドライマンとその恋人である女優クリスタを
盗聴器を仕掛け、二人の生活を覗き込み、監視する。
ドライマンとクリスタ、その仲間の芸術家たちの
自由で人間味のある発想、発言に耳を傾けていくうちに
ヴィースラー大尉の内面に変化がおこり始める。
という内容です。
ベルリンの壁が崩壊、東西ドイツが統合して20年近くなり、
ようやくこのような映画が撮れたとの事です。
この映画のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督は
初監督ながら、
ドイツ人にとってはデリケート(であろう)なテーマを題材に
素晴らしい作品に仕上げたと思います。
ヴィースラー大尉を演じたウルリッヒ・ミューエの演技が見事。
物語の冒頭では機械的に仕事(監視や尋問)をこなす
冷酷な人物が、序々に人間らしくなっていく(戻っていく?)。
ドライマンのアパートに盗聴器を仕掛け、
その屋根裏部屋を秘密基地に監視を続ける。
ドライマンとクリスタの私生活を、舞台と見立てるなら
ヴィースラーはそれを舞台裏から覗き見る
観客(というのかな?)に見えました。

↑ヴィースラーのヘッドフォン姿がお茶目
(オススメ度 ※★三つが最高です。)
★★★
シュリ@おきなわ映画塾
Posted by おきなわ映画塾 at 14:34│Comments(3)
│シネマdeフリーク‘n‘ロール
この記事へのコメント
はじめまして、私もこの映画観ました。
ホントソナタのよう~な映画でしたね。その前のブラックブック?も観ましたが、今ドイツ映画はブームなのでしょうかね。 人間を上品に撮り、きっちりメッセージを残す。なんてステキ・・・
Posted by ソナ子 at 2007年06月01日 18:52
>ソナ子さん
コメントありがとうございます。
そうですね、ヨーロッパ映画って街並とか素敵で
音楽もキレイですよね。
ドイツ映画といえば「ラン・ローラ・ラン」「es」とか
面白い映画ありますよね
もっと沖縄でも公開して欲しいですね。
そういえば
ドライマン役のセバスチャン・コッホは
「ブラック・ブック」にも出演してますね(^^)。
Posted by シュリ@おきなわ映画塾 at 2007年06月02日 17:26
あのセクシーな俳優は、セバスチャン・コッホってゆうんですね。要チェックですね。
Posted by ソナ子 at 2007年06月05日 13:18