自主制作映画サークル おきなわ映画塾

2007年05月11日

シネマdeフリーク‘n‘ロール

映画塾@9baです。
突然ですが「シネマdeフリーク‘n‘ロール」と題しまして、
私、9baが映画に関するマニアック(でもない)ことや、どーでもいいことなどなど、
徒然なるままに筆をすすめる癒し系コーナー?をはじめさせてもらいます。
みなさんどうぞよろしく~

さて、第一回目にとりあげる映画は、
「フリークス」



1932年、米、トッドブラウニング監督です。

ちょうど一年くらい前だったかな?
桜坂劇場でカルトムービー特集なんてのをやってて、
その中の一本として「フリークス」も公開されていました。

DVDも出ているみたいですが、
この映画に関しては劇場で見ることができてほんまよかった~

「フリークス」には奇形の人が大勢出演しています。
公開当時から人権の問題などが取り沙汰されたりして、
イギリスでは三十年間公開されなかったとか・・・
ザ・カルト。

劇場の暗闇のなかで私は思いました。
いま、ここは、劇場ではないな。ここは、フリークスを見世物にしている見世物小屋だな。
そう、なにか見てはいけないものをゾクゾクしながら見ているオレ。
スクリーンの中で踊るフリークスを「うわ~、なんだあの人」なんて思いながら見ているオレ。

そんなオレにスクリーンの中から冷や水のような言葉が浴びせられる。
「あんたもオレたちと同類さ!オレたちと同じフリークスさ!」

あの、ヴァーチャルな暗闇、非現実的な空間の中から浮かび上がってきた
現実へのシビアな視線。カチンカチンにフリーズ・・・
オレは自分のことを健常者(この言葉もなんだか違和感あるけど)だと勘違いしている
フリークスだった・・・

映画の中のフリークスは叫ばない。
「オレたちだってあんたと同じ人間だ!」とは。
映画の中のフリークスはこう叫ぶのだ。
「あんただってオレたちと同じフリークスさ!いや、オレたち以上にフリーキーさ!」

まあ、だいだい、いわゆる「フツーの人」なんてこの世界にはあまりいないと思うし。
誰だってどっか変わってるところがあるんだろうし。
ましてや映画大好き、はては自分たちで映画を作っちゃおうなんて人はみなフリークスでしょ。
ビバ!フリークス!

というわけで、よかったら見てください「フリークス」。
1932年に作られたってのも驚きです。

第一回目から長々と書いてしまいました。
内容もちょっとへヴィーになっちゃったかな?ゆるしてちょんまげ。
ではまた次回。

最後に愛すべき映画好きのみなさんへ
「あんたもオレたちと同じさ!オレたちと同じフリークスさ!」

バイバイ。


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この記事へのコメント
「シネマdeフリーク‘n‘ロール」

「フリーク」っていいですね。
「オタク」というと台無しですかね(笑)

なんと読むのでしょか?
「シネマ デ フリーク エヌ ロール」でいいのでしょうか?

楽しみです。
Posted by 名無しのゴンベ at 2007年05月11日 23:35
フリーク…「奇人」とか「変人」とかの意味だよね。

読み方は「シネマ デ フリークンロール」
でよいのではないでしょうか?
Posted by シュリ@映画塾 at 2007年05月11日 23:57
>名無しのゴンベさん
フリーク・・・~狂っていうのが一番しっくりくるかな?
オタクでもぜんぜんオッケーです。
ただし、村に引きこもらない、開かれた(?)オタクでありたいですね。

>シュリ
ピンポ~ン!さすが首里の猫王!
ちなみに「フリークンロール」ってフレーズ、某バンドのアルバムタイトルからいただいちゃいました。
Posted by at 2007年05月14日 00:15
 
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