２０１１年秋、Ｎ氏の顔面上で動乱が起こる。
Ｎ氏の顔面全土を巻き込んだこの動乱は
首地区をも飲み込む勢いで急速に広がったが
動乱を先導していたナオチン派幹部の
「これ以上は必要なし」
の一言でその動きを停止することになる。

この動乱はおきなわ映画塾の歴史上
避け得ることができない重要なポイントだった
というのがナオチン派の主張であり
　　　　　　　　　　　　　この動乱の首謀者である
　　　　　　　　　　　　　ナオチン派領袖ジャン・リュック・ナオゴダールは
　　　　　　　　　　　　　後に焼肉屋での取材にこう答えている。
　　　　　　　　　　　　　「あの動乱はイメージもしくは幻想表現の一形態でしかない」

　　　　　　　　　　　　　この動乱はわずか一時間ばかりで鎮静化。
　　　　　　　　　　　　　Ｎ氏の顔面はふたたび静けさを取り戻したが
　　　　　　　　　　　　　これがＮ氏の顔面で起こる最初で最後の動乱であったことは
　　　　　　　　　　　　　まず間違いない。

　　　　　　　　　　　　　動乱の終息とほぼ時を同じくして
　　　　　　　　　　　　　なおちん企画がクランクアップしたということは
　　　　　　　　　　　　　歴史のいたずらとしか言うほかないが
　　　　　　　　　　　　　編集、音入れ等の作業がいまだ残っており
　　　　　　　　　　　　　作品の完成日はまだ先と思われる。
　　　　　　　　　　　　　なおちん監督は本年度中の完成を目指している。