自主制作映画サークル おきなわ映画塾

2007年10月27日

ストロベリーショートケイクス

いったんもメ~ン@おきなわ映画塾です。
「ストロベリーショートケイクス」を観たのでレビュー・・・というか感想を。

ストロベリーショートケイクス

一見、器用に、したたかに生活しているように見える四人の女性。
しかし、四人それぞれに、心の中にはいろんな想いが渦巻いていて・・・
そんな心の想いにこんがりながらも、つまずきながらも、
人生の歩みを止めない彼女たちの姿を描いた映画です。

なんか変な感じ。
この映画を観ていてずーっと変な感じがしていて・・・
ただ淡々と・・・淡々と、そこに在る四人の女性たちの生活を
透明人間になった自分がのぞき見しているような感じ・・・

何なんでしょうねこれ。こののぞきの感覚。
この感覚って、やっぱ映画をつくる側の客観的な視点からくるものなんでしょうかね?
それこそ、登場人物たちへの過剰な感情移入を許さないほどの
徹底して客観的なスタンス。

これってこの映画のキモを描く上で重要なファクターになっているような気がする
。。。んだけど???よくわかんないな。誰か教えて!この淡々の意味を。
自分なりに考えてみると・・・

周りがモノトーンであるからこそ、心の繊細なところまで
鮮やかに浮かび上がらせることができる。
といった感じでしょうか。いいのかな、こんな安易な答えで。

面白かったですよ。二時間以上あるけど、ジトーッと最後まで飽きずに観れたし。
登場人物たちの心情も伝わってきたし。
爽やか、かつCOOLな感動。

そうそう、この映画の徹底した客観的スタンスからくる変な感じって
スタンリー・キューブリックの映画を観たときの感覚に似ていると思った。
キューブリックの方は演出の仕方も全然違うし、もっとヒンヤリと、ゾッとさせられるけど・・・
つまりこの映画とはベクトルの方向が真逆なんだと思う。

「ストロベリーショートケイクス」
このタイトルにも何か意味があるんだろうけど・・・
わかる人、教えて~!

ケーキ食べたくなってきた。
甘党なもんで。
  

Posted by おきなわ映画塾 at 17:45Comments(3)シネマdeフリーク‘n‘ロール

2007年07月21日

シネマdeフリーク'nロール その3

どうも、シュリ@おきなわ映画塾です。
行き詰まっています。
ホラー物の制作進行がまだまだです。

最近、こんな時に気分転換(というか現実逃避?)に
DVDを借りて来ます。

今回は「輪廻」です。


今更ですが、前から見たいと思っていましたが
なかなか借りるタイミングがなくてこの機会に借りました。

ジャパニーズホラーの大御所、清水崇監督作
さすがによく出来てます。

話の内容は、実際に起きた連続殺人事件を題材とした映画を
監督(椎名桔平)が手がけ、新人女優の渚(優香)がオーディションに受かり
撮影をしていく中で、前世の記憶が蘇っていくという話です。
サスペンス色が強いかな?



個人的な印象としては
優香がテレビで見るより通常の3倍可愛い(←失礼)
あと、演技がしっかりしていました。
いかに女優をキレイに撮るかは、監督や演出家の力量なんでしょうねパンチ!

劇中、映画の撮影にロケハンにいったり
監督とカメラマンのカメラワークの打ち合わせ
スタジオの中でセットを組み立てたりと、裏方さんの場面が
数多く出ていて、その現場の雰囲気が伝わってきます。

内容はよく出来ているのに、尺(90分)のせいか
話の核心がうまく伝わりにくいというか、理解できない所があります。

よって
★★

あと、劇中に黒沢清監督が大学の教授役で出てます。
是非、一度ご覧あれ。





  

Posted by おきなわ映画塾 at 16:12Comments(0)シネマdeフリーク‘n‘ロール

2007年05月31日

善き人のためのソナタ

たまには映画のレビューなど…


ベルリンの壁が崩壊する直前の東西ドイツ時代。
国家保安省(シュタージ)のヴィースラー大尉が
反体制の容疑がかけられている
劇作家のドライマンとその恋人である女優クリスタを
盗聴器を仕掛け、二人の生活を覗き込み、監視する。
ドライマンとクリスタ、その仲間の芸術家たちの
自由で人間味のある発想、発言に耳を傾けていくうちに
ヴィースラー大尉の内面に変化がおこり始める。
という内容です。

ベルリンの壁が崩壊、東西ドイツが統合して20年近くなり、
ようやくこのような映画が撮れたとの事です。
この映画のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督は
初監督ながら、
ドイツ人にとってはデリケート(であろう)なテーマを題材に
素晴らしい作品に仕上げたと思います。

ヴィースラー大尉を演じたウルリッヒ・ミューエの演技が見事。
物語の冒頭では機械的に仕事(監視や尋問)をこなす
冷酷な人物が、序々に人間らしくなっていく(戻っていく?)。

ドライマンのアパートに盗聴器を仕掛け、
その屋根裏部屋を秘密基地に監視を続ける。
ドライマンとクリスタの私生活を、舞台と見立てるなら
ヴィースラーはそれを舞台裏から覗き見る
観客(というのかな?)に見えました。



↑ヴィースラーのヘッドフォン姿がお茶目

(オススメ度 ※三つが最高です。)
★★★

シュリ@おきなわ映画塾

  

Posted by おきなわ映画塾 at 14:34Comments(3)シネマdeフリーク‘n‘ロール

2007年05月11日

シネマdeフリーク‘n‘ロール

映画塾@9baです。
突然ですが「シネマdeフリーク‘n‘ロール」と題しまして、
私、9baが映画に関するマニアック(でもない)ことや、どーでもいいことなどなど、
徒然なるままに筆をすすめる癒し系コーナー?をはじめさせてもらいます。
みなさんどうぞよろしく~

さて、第一回目にとりあげる映画は、
「フリークス」



1932年、米、トッドブラウニング監督です。

ちょうど一年くらい前だったかな?
桜坂劇場でカルトムービー特集なんてのをやってて、
その中の一本として「フリークス」も公開されていました。

DVDも出ているみたいですが、
この映画に関しては劇場で見ることができてほんまよかった~

「フリークス」には奇形の人が大勢出演しています。
公開当時から人権の問題などが取り沙汰されたりして、
イギリスでは三十年間公開されなかったとか・・・
ザ・カルト。

劇場の暗闇のなかで私は思いました。
いま、ここは、劇場ではないな。ここは、フリークスを見世物にしている見世物小屋だな。
そう、なにか見てはいけないものをゾクゾクしながら見ているオレ。
スクリーンの中で踊るフリークスを「うわ~、なんだあの人」なんて思いながら見ているオレ。

そんなオレにスクリーンの中から冷や水のような言葉が浴びせられる。
「あんたもオレたちと同類さ!オレたちと同じフリークスさ!」

あの、ヴァーチャルな暗闇、非現実的な空間の中から浮かび上がってきた
現実へのシビアな視線。カチンカチンにフリーズ・・・
オレは自分のことを健常者(この言葉もなんだか違和感あるけど)だと勘違いしている
フリークスだった・・・

映画の中のフリークスは叫ばない。
「オレたちだってあんたと同じ人間だ!」とは。
映画の中のフリークスはこう叫ぶのだ。
「あんただってオレたちと同じフリークスさ!いや、オレたち以上にフリーキーさ!」

まあ、だいだい、いわゆる「フツーの人」なんてこの世界にはあまりいないと思うし。
誰だってどっか変わってるところがあるんだろうし。
ましてや映画大好き、はては自分たちで映画を作っちゃおうなんて人はみなフリークスでしょ。
ビバ!フリークス!

というわけで、よかったら見てください「フリークス」。
1932年に作られたってのも驚きです。

第一回目から長々と書いてしまいました。
内容もちょっとへヴィーになっちゃったかな?ゆるしてちょんまげ。
ではまた次回。

最後に愛すべき映画好きのみなさんへ
「あんたもオレたちと同じさ!オレたちと同じフリークスさ!」

バイバイ。  

Posted by おきなわ映画塾 at 01:27Comments(3)シネマdeフリーク‘n‘ロール